義父の挨拶状を見つけた。
流石に面白いので声を出して読んでみた。
長年の新聞社勤めを卒業しました。
お世話になった皆様に心からお礼を申し上げます。
今の社会ではゲッキュウトリの卒業生は
ネンキントリになるのが普通です。
同じトリでも飛んでるトリ、飛ばない、あるいは飛べないトリがあって
ネンキントリは後者に多いようで、これまた普通ですね。
それは小生も例外ではありませんが、
事情があって夫婦二人でワタリドリになります。
1995年
冬は故郷青森を離れ千葉県で生活し、
夏は涼しい青森県での生活をして、
飛ぶのがきつくなってからは千葉県の定住ドリとなりました。
そんな義父が6月末に階段を踏み外し帰れない世界に飛び立ちました。
コロナ感染が再び拡大している状況で
「家族だけで」と
自宅で義母、姉夫婦そして、私達夫婦の5人
それは寂しい!と思っていたのですが
飛んで行くトリの姿を手を振って送れたようで感動ものでした。
手にはお悔やみ欄に載った東奥日報
共同通信から話が伝わって日本経済新聞にもお悔やみの記事が載りました。
その二部を手に持ち
腰には長男が揚げたひれかつをさげ飛んで行く姿
(ポケットにはメモ帳とペンが入っているはず)
「最大の失敗は娘を横浜に嫁がせたこと!」と
言われなうように努力しよう。
お疲れさまでした